山、キャンプ…今度は海だ!『放課後ていぼう日誌』を読んで釣りに行くぞ!!!!
ここ近年の内に「美少女×おっさん趣味」コンテンツが破竹の勢いでヒットしていることは知っての通りだ。
俺達オタクは「艦これ」や「ガルパン」を観てミリタリープラモデルを買い、「ヤマノススメ」を観て山に登った。
今年の頭には「ゆるキャン△」というアニメが放送され、次々とオタクたちが全国のキャンプ場へ散っていった…
そう、俺達は単に夜更かししてアニメを観るだけでなく、それらを通じて今まで知らなかった新たな趣味に出会うことが出来た。なんて良い話なんだ…
さて今回は、俺が次に“来る”と確信している「美少女×おっさん趣味」漫画を紹介したい。
小坂泰之先生による「放課後ていぼう日誌」だ。
メインキャラとなるのは、表紙にも写っている鶴木陽渚(つるぎ ひな)
インドア派で趣味が手芸。
舞台となる九州に引っ越して来たばかりで釣りとは無縁の人生を送ってきたが…
ん?手芸が趣味?
ここで聡明な君達なら、あーなるほどね、あおいちゃんね、と気づくだろう。
話を先に進める。
それで上記のコマの通り、手芸屋を求めて散歩に出かけた陽渚は、近くの堤防で謎の女に出会って…
オッ、触手。
それから何やかんやで陽渚が通う高校にある「ていぼう部」になし崩し的に入部することになってしまったのだ。
このていぼう部は釣りをしたり女の子同士キャイキャイしているゆる~い部活で、堤防の先っぽにあるプレハブ小屋を拠点に日々釣りをしている。
要は野外活動サークルの海バージョンだ。
うわ~~~良いな~~~~~
野クルの部屋の数倍デカい。
ていぼう部には他にも何人か部員がいて、
まず陽渚の幼馴染の穂高夏海(ほだか なつみ)。
かわいい。
ってこれあれじゃん!ひなたじゃねーか!
ここまで来たらもう皆さんは完全に理解しただろう。
そう、この漫画は初心者の陽渚が仲間と一緒に釣りを覚え、その楽しさにどんどんハマっていく様子を描くヤマノススメ・メソッドが取られている。
あれだけ多くのオタクを山に登らせた方法で今度は釣りを教えてくれるのだから、後はその流れにひたすら身をゆだねるだけだ。
これ完全に入ってるよね。
こんな感じで2人の濃密な絡みも見れる。
ア゛ッッッッッッッッッッッッ!!!!!!
MECYA MECYA ETTI!!!!!
後は先輩が2人いて、2年生の大野真(おおの まこと)と3年生部長の黒岩悠希(くろいわ ゆうき)だ。
大野先輩は魚屋の娘さんらしくて、釣りも上手いし、料理も美味い。
あと全体的にデカい。完璧じゃねぇか。
部長は、陽渚をていぼう部に引きずり込んだ張本人。
基本的にだらだらしてて、釣りもガンガンやるタイプでは無いが、陽渚に釣り方をレクチャーしてくれたりと面倒見が良いお姉さん。
あと、基本素足。
何でかって言ったら、多分小坂先生の趣味だからだと思う。
この脚フェチ描写は作中の至る所で見れる。イイね!
もう1人、部活の顧問の先生が出て来る。(単行本だと2巻から)
部室に転がり込んで来ては、女子高生を侍らせて、釣った魚をつまみに酒を飲みまくるヤバい女。
このメンバーでのんびり釣りをしては、釣った魚を料理して食べる。
こんな感じで初歩から釣りの仕方を教えてくれる上に、魚の〆方、捌き方まで教えてくれるという、まさに釣り初心者が読むべき漫画なのだ。
釣り方も回によって違っており、多種多様な魚が釣れてるのを見てるだけでワクワクする。
何より、俺達と同じ初心者の陽渚目線で話が進むので、読んでいる内に俺達にもやれるのでは?という感覚が湧いてくる。
かわいい。
気になったらまずはこの読み切り漫画を読もう。
雰囲気が最高。ノスタルジックとはこのこと。
海辺で女子高生がキャッキャしながら釣りしてる風景って、平和そのものでしょ。
うわー、俺もこんな港町でのんびり過ごしたい。
単行本は現在2巻まで発売されている。マストバイだ。
さて、ここまで読んで君はどうだ?
釣りに行きたくなったか??
俺はもう、今すぐにでも海に行きたくなったよ。
というわけで来たぞ!!海!!!!!
ウワーーーー最高。
釣り自体は釣り堀とかでやったことはあるが、自前の装備を用意して臨むのは初。
いわばフィッシャーマンとしてのデビュー戦だ。
竿とかは「初心者 堤防 釣竿」とかでググって出てきたのに近いヤツを上州屋で購入。
詳しく書いても俺自身が良く分かっていないので、装備紹介はそのうち。
この釣り場はハゼが良く釣れるらしいが、時合だとキスとかシーバスも釣れるらしい。
ただ投げ釣り(オーバースローで遠くまでぶっ飛ばす釣り方)が禁止されているから、ちょい投げで近くを探る釣り方しか出来ない。
まぁ釣れるかはともかく早速投入!!
遠くに見える風車良いね。
しかし直後にまさかの根掛かり!!!
がっつり地球を釣り上げてしまったの図。
まさか俺も速攻無くすとは思わなかったよ…夏海…
その後もまたまた引っかかってしまい、早くも手持ちの仕掛けが尽きてしまった。
どうやら普通はもっと仕掛けを準備して釣りに臨むものらしいが、2つしか用意していなかった為、早くもお手上げ状態…
てか仕掛けって1個500円くらいするから、そう大量に買い込むものだとは思わないじゃん…
帰ってから原因を調べてみたところ、どうやらおもりが重すぎたっぽい。
あとは海底が遠浅の岩場だったらしく、そりゃ速攻根掛かりするよね。
だが、デビュー戦にしてこんな敗退はあまりにも情けないので、近場の釣具屋で仕掛けを購入して出直す作戦に変更。
しかし現時刻は朝の7:30、釣具屋の開店時間が10:00。
待つにしても時間があり過ぎるから、朝飯食いに行くがてら横浜中華街まで歩いていく事に。
臨港パーク内にあったデカい錨。
前に1回来たことあるけど、ここのジェットコースターは傾斜が怖いとかじゃなくて、一部天井が低いところがあって首がもげそうだった事が一番怖かった思い出。
カップヌードルミュージアム。皆はもうハイローザヌ食ったか?
赤レンガ倉庫。ここの裏手でも釣り出来るみたいだけど、昼間に行ったらカップルしかいなかったから早朝の内にやるなら…って感じ。
着いたぞ中華街!この時点で8時くらい。
どっかしら朝飯食える所ないか探し回ったけど、どこも9時開店とかで飯にありつけなかったよトホホ…
中華街の近くで空いていたフレッシュネスバーガーで飯。ハンバーガーが小さい。
ここでダラダラ近くの釣り情報を調べてたら、横浜から電車で数駅行った根岸に9時から空いてる釣具屋があって、更にその近くに釣りができる堤防があるとの情報を入手。
10時までバーガー屋でゴロゴロしているのもなんだから、作戦を切り替えて出撃!
ハマスタ。この日は広島戦だったみたい。
そんなこんなで根岸に到着。
無事釣具屋で仕掛けも購入出来、仕切り直しのスタート!
「根岸港」最高。
俺は今ていぼう部の部員だ。
すぐ近くにローソンがある強いロケーション。
やるぞ~。
だがもう時刻は11時過ぎ。
潮の流れもほとんど止まっているようで、俺達含め隣で釣ってた地元フィッシャーマン達もアタリが無い。
朝にここで釣っていれば何尾か釣れたかもしれないが、どうやらダメっぽいので再び横浜まで戻ることに。
昼飯。麺固濃いめ少なめ。
その後釣り場を求めて色々海沿いを徘徊していたら、朝釣っていた臨港パークの近くのホテル脇が日陰になっていて良さそうだったので、ここでダメ押しの再挑戦!
徘徊中海見たらめっちゃクラゲ浮いてた。
どうしても何かしら釣りたかったので、このボウズのがれに頼る。
日陰。
涼しいな~とか言ってたら、急に風が強くなってきてめちゃめちゃ海が荒れてしまった。なんでや。
写真じゃ見辛いけど、突然風船がいっぱい飛んできた。突然のメルヘンワールド。
結局この場所でも1時間半くらい粘ったが…成果無し…ッ!
隣で地元の釣り名人っぽいおじさんがハゼを何尾が釣ってたけど、こっちの方はエサだけ喰われて終わってしまった…
シーバスは釣れなかったけど、シーバス(船の名前)は撮れたよ。
というわけで俺のデビュー戦は惨敗に終わってしまったが、海をのんびり眺めながら竿を振るうことが出来ただけでも大変満足だった。
今後もっと陽渚みたいに勉強して行けば、いつか大物を釣り上げられる日が来るに違いない。
目指せ伝説のフィッシャーマン。
釣るだけじゃなくて、海風にあたってるだけでもめちゃくちゃ気持ちいいので、是非家でアニメばっかり観てるんじゃなくて海沿いにも行ってみてくれ。
もちろん、「放課後ていぼう日誌」も読んでくれよな!!!!!
俺は美少女には興味ないぜという硬派な君には、椎名誠先生の「わしらは怪しい雑魚釣り隊」をオススメしよう。
美少女がオッサンたちに置き換わっただけで、やっていることはていぼう部とほぼ一緒だ!
終わり!!